EU司法裁判所の一審にあたる一般裁判所は10日、商品価格検索サービスをめぐり、アメリカのIT大手のグーグルに対して、およそ3000億円の制裁金を科したヨーロッパ委員会の決定を支持する判断を下しました。
EU=ヨーロッパ連合の執行機関・ヨーロッパ委員会は2017年、グーグルが自らの検索サイトで自社の商品比較サイト「グーグル・ショッピング」を優先的に表示し、競争法に違反しているとして、グーグルに対し、およそ24億2000万ユーロ=日本円でおよそ3170億円の制裁金を科しました。
この法律での単独企業への制裁金としては当時過去最大で、グーグル側は不服として提訴していましたが、EU司法裁判所の一般裁判所は10日、ヨーロッパ委員会の判断を支持し、グーグル側の主張を退けました。